関東の桜餅は長命寺が原点です。 そしてその周辺、特に3月下旬は、凄いにぎわいを見せています。 所は代わって大阪府、藤井寺市、道明寺周辺は、 どこを見渡しても、道明寺を名物にしているお店はありません。 では、なぜ桜の葉を包んだこの和菓子が、 道明寺という名前になったのでしようか? 一説によると、尼寺・道明寺で、今から千年以上も前に、 菅原道真公の伯母・覚寿尼(かくじゅに)が、 御飯を乾燥させたものから作り、この名がつきました。 もち米を水洗いし、二日間水に漬け、蒸した後、一ヶ月乾燥させ、 道明寺糒(ほしい)にし、適当な大きさに粗挽きする。 一般庶民にも販売されるようになったのは、明治以後だそうです。 道明寺は真言宗尼寺で、 古くは奈良時代推古天皇の時代(聖徳太子の母)以前からありました。 士師(はじし)が士師寺として建造、後に道明寺と改名された。 名門寺としても格式があるゆえ、特に道明寺桜を あえて推奨するお寺に、ならなかったのではないかと思われます。 時代は近代に入り、数件の和菓子屋さんが 元祖道明寺を名乗ったのだそうです。 茶の子店主の思うところ、道明寺というこの名前、 響きの良さに、和菓子職人がほれたのでしょう。 いつの日かこの粉の名前も道明寺粉と 言われるようになり、こうなってくると鶏が先か、 卵が先か、の話になってしましますね! いずれにしても道明寺の桜もちは全国的に広まって クレープ生地のさくら餅よりメジャーかもしれませんね! |
餅米を道明寺粉の サイズに製粉機で 裁断する。 | 蒸かす前の 道明寺粉 天然クチナシ 色素で ピンク色に着色。 |
寒天をぬり、艶をだし 国産桜葉を巻いて できあがり。 1個・・・140円(税込) |