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5月25日森田君から電話が来た。
このようなメールが21日の話し合い後 |
八王子市民活動協議会へ向かう。
おっと、手ぶらというのはまずいなあ。 私はデパートの食品売り場へ急いだ。
5月というのに汗がにじむほど暑い昼下がりだった。
そこで冷たいプリンを買って、目的の場所へ。 「吉永さん、どうもー」(森田)
とてもいそがしそうなので、プリンをさっと渡した。
「だめだよ!こんなもの!でもありがとう!」(吉永)
なかなか冗談のわかる方と感じた。とても波長が合う。
しばらくすると、2時に待ち合わせた片野さんがみえた。
背が高く温厚なエリートと言う感じ。 お話を伺えば、やっぱり経歴がすごい。
某家電メーカー勤務中に、海外生活20年のつわもので、 仕事で勤務していたのは、ベルギー、タンザニア、マレーシア。 うーん、国際派だあ。ひるがえって私の職場遍歴は、 水道橋、市ヶ谷、新宿、福生と純国内派。「おい、だいじょぶか?」 と自問してしまった。
だって、老いるにしたがって「山にひきこもり」しているし。 「まあ、どうぞ」(吉永)
座るや否や饒舌なかたで内容が楽しすぎる。
立て板に水とはこのことだ。私も会話はなめらか かつ明瞭を自負するが、上には上がいるんだな、これが。
「社内公募78名の中から選ばれ、
海外赴任になりまして、世界各地を・・」(片野) 小冊子は片野さんの海外レポートのようで、きちんとまとめられている!
さらに、マレーシアにおける写真十枚ほどお持ちになっていた。 「マレーシアの養護学校の実情はどうなのでしょうか」(森田)
片野さんはすでに養護学校で介護実習を行っていた。
対象は中学生という。 「私の実習を行った養護学校は、生徒数200名で、
資産家が私財を投じたものです」(片野) 立派な志を持った人がいるんだと感心する事しきりの私。
写真の子供は大人用の車いすに座っている。 「車いすは学校内だけで、家に帰るときはないんですよ、
まだまだ不足していましてねえ」 日本の子供は自分の車いすがあるのに、マレーシアには無いと言う事実。
サイズもあっていない。 障害者用のコンピュータも不足していると言う話でした。 ここだ!と直感し興奮を隠せない私は 具体的な送料の負担について水をむけると 「先方で負担してくださるでしょう」
あっさり関門突破。拍子抜けするほど、あっさり語られ、
森田肩透かしで土俵外へ。 「実は私は茨城県でシニア対象の自分の家を開放していまして・・・」
「えー、片野さんまだ他にもあるんですかあ!」と驚いて口が閉まらない私。
「一千坪ほどのところで、畑を耕したり、
今度皆で梅の収穫しようというところなんですよ、 皆さんのびのびと自由にしてますわ」 実に痛快な豪傑です。恐れ入りました。
懐が深く、国際派の片野さん。 型破りで、実に尊敬できる!私は初対面でほれました。 楽しい暮らしを提案できる達人でした。 森田祐和
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幡垣
片野さんが一度マレーシアに行きなさいって。 |
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